和歌山県和歌山市エリアの概要

歴史・文化・自然に囲まれた都市で暮らす、和歌山市本町エリア

和歌山市本町エリアが位置するのは、世界遺産の「熊野古道」や「高野山」があることでも知られる和歌山県の北部。和歌山市は県庁所在地で、古くは徳川御三家の一つ、紀州徳川家の「和歌山城」城下町として栄えた。本町は、その「和歌山城」や隣接する「和歌山市役所」などがある場所のすぐ北側。周辺には行政機関・金融機関・商業施設が集積し、利便性と歴史・文化を兼ね備えたエリア。2020(令和2)年6月に、南海本線とJR紀勢本線の「和歌山市」駅に直結する複合商業施設「キーノ和歌山」が開業し、注目を集めている。

歴史・文化が香る市街地に住まう

和歌山市のシンボルでもある「和歌山城」
和歌山市のシンボルでもある「和歌山城」

安土桃山時代の1585(天正13)年、豊臣秀吉が築城させたのが「和歌山城」のはじまり。その後、桑山家、浅野家を経て、紀州徳川家が城主となり、城を中心としたエリアは紀州藩の城下町として栄えた。現在の天守閣は1958(昭和33)年に再建されたもので、和歌山市の市街地を一望できる。

また「和歌山城」の周辺は、歴史や文化にふれられる施設がそろう。2021(令和3)年秋には、「和歌山城」の北側、「和歌山市役所」の隣に「和歌山城ホール(新市民会館)」が開業予定。大小ホールや展示室を備え、オーケストラのコンサートや演劇の上演など、芸術や文化を楽しめる拠点となる。そのほか、身近に「県立近代美術館」「県立博物館」も立地する。

大阪へのアクセスも軽快

「和歌山市」駅外観
「和歌山市」駅外観

最寄り駅は、南海本線とJR紀勢本線の「和歌山市」駅。関西空港・大阪方面へのアクセスに便利で、南海本線を利用すれば、「関西空港」駅へ約38分の乗車時間のほか、「なんば」駅へは直通で移動可能。「天王寺」駅へも、「新今宮」駅でJR大阪環状線に乗り換えてスムーズにたどり着ける。

バス停「本町2丁目」
バス停「本町2丁目」

本町エリアから「和歌山市」駅までは徒歩圏内であるが、和歌山バスと和歌山バス那賀が運行されていて利用しやすい。最寄りの「本町2丁目」バス停からは、「和歌山市」駅や「和歌山」駅へ向かう便が頻繁に通っている。

多彩なスポットでショッピング

2020(令和2)年に開業した「キーノ和歌山」
2020(令和2)年に開業した「キーノ和歌山」

和歌山市の市街地エリアは、新たに2020(令和2)年6月に開業した「キーノ和歌山」のほか、ショッピング・グルメ・温泉の楽しめる「フォルテワジマ」、商店街「ぶらくり丁」など、ショッピング施設も充実している。「キーノ和歌山」は、商業施設、「和歌山市民図書館」、ホテル、オフィスから構成されている複合施設。商業施設は、1階にはスーパーマーケットやドラッグストア、2階にはランチやディナーにもちょい飲みにも利用できるレストラン、3階にはスポーツジムやヘアサロン、各種クリニックなど、美容や健康をテーマにした施設が入る。また、図書館は「TSUTATA」を展開する企業が市の委託で運営しており、年中無休で午前9時~午後9時まで開館と便利に利用できる。

「フォルテワジマ」入口
「フォルテワジマ」入口

「フォルテワジマ」は、バラエティ豊かなテナントが入る施設で、スーパーマーケットやレストランのほか、「和歌山県立医科大学サテライト診療所」、「和歌山県パスポートセンター」、さらに地下1階には天然温泉と岩盤浴を楽しめる温浴施設までそろう。

そのほか、「ぶらくり丁」「北ぶらくり丁」「東ぶらくり丁」「中ぶらくり丁」などからなる歴史ある商店街「ぶらくり丁」も立地。周辺には、数百年前から営業している老舗店舗、古い建物をリノベーションしたお店など趣あるお店もあり、若手が新しく開業したおしゃれな飲食店・ショップもありと、新旧入り混じる街並みが魅力となっている。

小中一貫校など教育施設が充実

子育てファミリーにとって気になる県や市の子育て支援も、さまざまな取り組みがなされている。県では「わかやま子育て支援パスポート事業」を実施しており、協賛店舗を利用する際に、あらかじめ申請した専用パスポートを提示すると、割引や特典などの優待を受けることができる。また、市では、中学3年生までの子どもの入院や通院にかかる保険診療費が無料になる「こども医療費助成制度」があるほか、子育て相談などができる「地域子育て支援拠点施設」も市内各地に設置されている。

2017(平成29)年開校「和歌山市立伏虎義務教育学校」
2017(平成29)年開校「和歌山市立伏虎義務教育学校」

本町エリアには、保育・教育施設も充実。近隣には「鷲森幼稚園」「広瀬幼保園」などがある。また、小学校・中学校の通学区は「和歌山市立伏虎義務教育学校」。この学校は、義務教育の9年間を一貫して行う「義務教育学校」制度の創設により、2017(平成29)年に誕生した和歌山県初の小中一貫義務教育学校。また、「和歌山大学教育学部附属小学校・中学校」も身近で、進学の選択肢が広がる。

休日のレジャースポットも身近に

「わかやま水辺プロジェクト」の舞台となる市堀川周辺
「わかやま水辺プロジェクト」の舞台となる市堀川周辺

和歌山市では、水辺資源を活かした地域活性の取り組み「わかやま水辺プロジェクト」を官民連携で実施。リバークルーズなど大人から子どもまで楽しめるイベントが、市堀川周辺で行われる。

桜の名所でもある「和歌山城公園」
桜の名所でもある「和歌山城公園」

本町エリア周辺は、和歌山市の中心部ということもあって、「和歌山公園」など大規模公園や、幼児プールがあり子どもの遊び場となる「本町公園」なども立地している。

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