和歌山市立藤戸台小学校 岡野校長先生 インタビュー

大学との連携で子どもたちの学習をサポートする「藤戸台小学校」の魅力とは。

きれいに区画整備され、まるでヨーロッパのような美しい街並みに溶け込んだ「和歌山市立藤戸台小学校」は県内で一番児童数が多く、少子高齢化の現代において、いまだにその数を増やしている小学校。近隣の「和歌山大学」と連携することで、教育の質の向上を図るだけでなく、学校設備を充実させ、子どもたちがより良い環境で過ごせるように努めています。今回は、「藤戸台小学校」の歴史や教育活動について、校長の岡野恭子先生にお話を伺いました。

和歌山市立藤戸台小学校
和歌山市立藤戸台小学校

――まずは学校の沿革と概要を教えてください。

岡野校長:本校は2011(平成23)年4月に開学した新しい小学校です。ふじと台の大規模開発に伴う世帯数や児童数の増加に伴い、「貴志小学校」から分離され、新設しました。2012(平成24)年4月には当学区内に「和歌山大学前」駅ができたことでさらに開発が進み、その後も児童数は増え続け、2017(平成28)年3月には東校舎を新設。現在、過去最高の910名の児童が在籍しています。
さらに、本校は隣接する「和歌山大学」との教育連携校として、そして和歌山の研究推進校としての使命を持つ学校でもあります。つまり、設立以来、教諭の育成に取り組み、子ども達にとってよりよい教育環境づくりに努めてきました。現在、常勤・非常勤を含めて49人の先生が在籍し、平均年齢が35歳という若い先生が多いことも特徴の1つです。

清潔感のある教室
清潔感のある教室

――学校の施設についての特徴を教えてください。

岡野校長:本校はエレベーター付きの2階建て校舎で、まっすぐ伸びる広い廊下の両側に教室が配置されている珍しい構造です。エレベーターは給食のワゴンの上げ下げの時などの限られた機会にしか使用しませんが、将来的に校舎を多目的な用途として利用できることを想定して設置されています。各教室には冷暖房を完備しており、本年度からPTAの方からのご提供で加湿器も設置。手動で高さを調整できる黒板や大きなプロジェクターがあるなど、学校の設備としてはとても優れております。

まっすぐに伸びる広い廊下
まっすぐに伸びる広い廊下

――教育について、大切にされていることを教えてください。

岡野校長:先生から教え込むのではなく、子ども同士が自分たちで学び合う環境を大切にしています。自ら課題をもって調べ、仲間と話し合い、答えを導き出す。そしてまた次の課題へと進めることで、話す力、書く力、説明する力を育みます。これからの時代は問題解決学習が大切で、全ての教科において、学び合う環境を整えています。また、海外からの交流も積極的に受け入れており、多様性を学ぶ機会を大切にしています。今年は韓国の学生、昨年は中国の学生と交流を行いました。

図書室。本の検索にはパソコンを使用。
図書室。本の検索にはパソコンを使用。

――当エリアの子どもたちは勉学に熱心な子どもが多いとお聞きしました。

岡野校長:そうですね。保護者の教育に関する意識が高く、塾に通っている子どもたちも多く、とても熱心に感じます。実際、全国学力・学習状況調査において、全国平均より8~10点ほど高く、和歌山県の学習到達度テストにおいても7~8点ほど平均よりも上回っています。また、進学先として、私学や県立中高一貫校に受験を希望する学生が6年生の半分ほどを占めている状態でもありますね。

子どもたちが走り回る運動場
子どもたちが走り回る運動場

――本校での特徴的な取り組みがあれば教えてください。

岡野校長:高学年の子どもたちによる代表委員会が毎朝、校門の前に立ってあいさつ運動をし、良いあいさつをした子どもたちの名前をお昼の放送で読み上げるという活動をしています。「自分も名前を呼ばれたい!」と一生懸命にあいさつをしている子どもたちの姿はとてもほほえましいですよ。

広大な体育館
広大な体育館

――近隣の「和歌山大学」との教育連携とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

岡野校長:新任教師のための初任者研修を和歌山市とは別に、「和歌山大学教職大学院」が行ってくださり、先生の育成を支えてくれています。また、大学院生が本校の6年生に向けて「税」の授業を行ってくれるなど、「和歌山大学」との連携が子どもたちの学力向上の一助を担っています。

――PTAとの交流について教えてください。

岡野校長:本校ではPTAの方々が主導して開催してくださるイベントがたくさんあります。例えば、毎年7月に開催される「ふじと台小学校祭り」では、お化け屋敷、くじ引き、スーパーボールすくいなどの出店が立ち並び、夜になると盛大に花火が打ち上がります。このような行事を通して、PTAの方々とのコミュニケーションを大切にしています。

▲	岡野恭子校長先生が子どもたちに向けて掲げた本年度の目標
▲ 岡野恭子校長先生が子どもたちに向けて掲げた本年度の目標

――6年間の学校教育を通して、子どもにはどのように育ってほしいと思われますか。

岡野校長:自分の夢や目標をしっかり持って、一歩一歩努力できる子どもに育ってほしいと思っています。実現のためには「和歌山大学」と連携しながら、教師の質を高めていきたいと思います。現状においても先生たちの思いが一つにまとまり、同じ目標を持って高め合えているので、とても理想的な環境だと感じています。

――最後に、「ふじと台」エリアの魅力と校長先生のおすすめの場所を教えてください!

岡野校長:駅近でありながらとても静かで、歩道も広く、防犯に強い区画整備が施されているなど、住環境として素晴らしいと思います。また、近くにある「イオンモール和歌山」は大型商業施設という役割だけでなく、耐震性に優れ、停電時の発電機による電源供給や断水時の飲料水の確保を行える「被災時の復興拠点」としての役割も担っているので、安心しながら生活ができると思います。また、私のおすすめの場所としては、本校の南側にある和歌山市内を見渡せる公園です。ふじと台は高台にあるので、とても見晴らしが良く、夜景もきれいですよ。

和歌山市内を一望できる高台
和歌山市内を一望できる高台

藤戸台小
藤戸台小

和歌山市立藤戸台小学校

校長 岡野恭子先生
所在地 :和歌山県和歌山市栄974−245
電話番号:073-457-2560
URL:https://www.wakayama-wky.ed.jp/fujitodai/
※この情報は2019(平成31)年3月時点のものです。